*この作品は反松&島コジです。
『クリスマスキャロルが…』
「大好き」「・・・・・・・・・・・お前はいつぞやのテレビ番組か!」
「松山・・・・・古いよ、さすがに」
だって、そんな顔で言われたら、おれ・・・・・・・・・・・。
「松山・・・・・・・大好き」
「だから・・・・・・・・・屋外でキスは・・・・・・・・!!」
と、言いきる間もなくキスをされた。
反町は本当に最低限しか周りを気にしない。
自分の視界に入ってこなければ、いないと見なしてしまう。
だって、一応おれ達有名人じゃないか。見られたら、どうするんだよ・・・。
いつも東京か北海道で会っていたおれたちだったけど、
年末のこの時期何日も地元にいないわけにはいかなくて。
でも、今日は逢いたかったから、とやっぱりバブルっぽいことを言う反町の
誘惑に結局逢いたくないわけはないおれが抗えるはずもなくって。
だから、中間地点で会おうってことになって・・・・・・・。
「ね、露天風呂付きなんだよ♪」
「お前・・・・・・・・・・計画的だな?」
「あはは、ばれちゃったか」
雪が、降りそうな夕暮れ。
夕陽の明りに自分の顔の赤さが隠れるように、
わざと沈む太陽の方に顔を向けた。
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「ば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ばばばば!!」
「ば?」
「な・・・・・・・・・なにしてんだよ!!」
「え?って・・・・・・・・・だって今日は・・・・・・・・・」
「何で実家に帰らないんだよ?」
「あ、島野さんだ!」
「直子ちゃん、こんにちは」
「おーしまっちじゃん」
「しまっち・・・・・て・・・・・・尊くん・・・・」
練習のない金曜日。おれは確かに帰省すると言ったはずだ。
なのに、何故、ここに島野が来てるんだ??
「だって、今日は一緒にいた・・・・・・・・・・・」
「わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「ど・・・・・どうしたの?にーちゃん」
「な・・・・・・・・何でもねえ・・・・・」
とにかく、とにかくこの場を離れなければ、こいつは何を言い出すかわからない・・・・。
「寒いですね〜。雪になりますかね・・・」
のん気にそういう島野。手をつなごうとするんじゃねえよ・・・・・・・・。
いささか疲れてしまったおれを見て、島野は顔を覗き込んできた。
「すみません。突然来てしまって」
見透かされているようにそう言われた。
「久々の団欒だったのに」
「・・・いいよ」
「おれ、今日はどうしても一緒にいたくって」
こういう時は、何て答えればいいんだ??
恥ずかしい、嬉しい、照れくさい、くすぐったいような・・・・・・・・・・。
「お・・・・・・・・・・・・おれだって・・・・・・・・・・・・・・・」
「え?」
「な・・・・・・・・・・何でもねえよ!!」
「日向さんー。もう一度言ってくださいよ〜!!」
「だっから!腕を組もうとするんじゃねえよ!!」
そうだな・・・・・・・今日が終わるころには、
たまには素直に言ってやってもいいかもしれないな。
ま、こいつの態度次第だけどな。
haruharu様から頂いた、素敵クリスマス小説でしたvvv
大好き…vv (もちろん知ってる年代です。)
反町っ 「大好き」ってーーー!!!
そして照れる日向さんかわいいvvvv
haruharuさん、本当にありがとうございました(^^)