*R−15です。自己責任でお願いします!!


『happy man?』6

犯罪者になる前に・・・帰らなければ!
でも・・・・・・でも、どうやって???

松山(小)は『一緒に寝ましょう』という爆弾発言が無くなった代わりに、風呂に入るときには必ず横に来たり、
練習試合でシュートを決めると必ず抱きつきに来たり・・・・・そんなわけで、おれの理性はかなり風前の灯だ。
しかも、誰よりも早く起きてきて練習の準備をしたり、今みたいにおれと同じくらい遅くまで練習をしたり・・・・。
大きい松山だってそうだったけど、やっぱり、かなりの負けず嫌いで、練習熱心で・・・・・・・・。
外見の可愛さだけじゃなく・・・・・内面にもドンドン魅かれていく自分が抑えられなかった。
しかも、そこまで練習する理由が・・・・・・・

“日向先輩に、最高のパスを送ること”

だぜ?全く・・・・・・・・・・・・・・。
そう、帰らなくてはいけないのは、この松山の為・・・と言うよりは、
自分がこいつを好きになる前に・・・・・なのかもしれない。
・・・・・・・・・・でも、もう遅かった。
合宿が始まる前に元の世界に帰れなかった時点で、もう、気が付いていたんだ。

大分暗くなってきたグラウンドでカラーコーンを相手にボールを追いかける松山(小)。
泥だらけの顔と、汗と、夕日。遠くでカラスまで鳴いていて・・・・・・・。

「・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり、バランスが上手く取れないんですよね」

そんな全く邪気のない顔を見て・・・・・・・・・・・抱きついてしまった。

「ひゅ・・・・・・日向先輩??」

当たり前だけど驚く松山(小)。
恋人の松山に心の中で謝り続けながら、少し小さい顔にキスをした。
小さい松山は驚いていたけれど、多分何をされているのか分かっていないみたいで、体を硬直させていた。
そっと、舌を忍ばせると、さすがに体を震わせてランニングシャツをギュッと掴んだ。
唇を離すと、小さく声を漏らして息を継ぐ。
そこで、初めて何をされたか分かったみたいだった。

「・・ん・・・・・・・・・・ひゅ・・・・・・・うが・・・・・・・」

『先輩』という言葉が続けられなくって、久しぶりに聞いたおれを呼び捨てる松山の声。
あの、初めて会った時と変わらない姿、変わらない声。
潤んだ瞳が、自分を見上げていて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

「・・・・・・冷た・・・・・い・・・・・です・・・」

Tシャツの中に手を差し入れると、その冷たさを訴える。
でも、不思議だった。
全く抵抗しないなんて・・・・・・・・・・・きっと、意味も分かってないのに・・・・・・・・。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいのかよ?やっちまうぞ?」
「よ・・・・・よく・・・・・わからないんですけど・・・・・・・・・・・・
バランスが悪いって言ったから・・・・・・ですか?」

・・・・・・・・・・成程・・・・・・・・・矯正みたいなことを連想したか・・・・・。

「そうだ。矯正だ」

ズルイおれは、そう言いくるめてみたのだった。
でも、さすがに変だって思うと思うんだけど・・・・・・・・・
首筋に執拗にキスを落としながら、背中に手を這わしてみる。
くすぐったいのと、感じてるのと、中間なんだろうなっていう反応。
あいつも・・・・・・最初はそうだったな・・・・・なんて思い出したりして・・・・・。

「松山・・・・・・・・・・」
「ひゅう・・・・が・・・・・さ・・・・・・・・」

グラウンドの真ん中ではまずいから、倉庫の方に移動して。
マット運動に使うマットレスに体を横たえて、Tシャツを腹のところまで上げた。

「やっぱり・・・あまり腹筋が付いてないな」
「・・・・・・・・・・・・・・・す・・・みませ・・・・・・あっ!」

へその辺りに指で触れて、唇を落とすと声が漏れた。
震える体、柔らかい体。
もう一度唇にキスを落とすと、ほとんど零れ落ちそうな涙が見えた。

「日向先・・・・・・・・・・・・輩?おれ・・・・・・・・・・・・・」

何か言いかけた唇をもう一度塞ぐ。
そうして、腹筋の辺りから、ドンドン上の方に指を運ぶ。

「・・・・・・・・・・・や・・・・・・っ!!ひゅう・・・・が先輩!!も・・・・」
「・・・・・・・・・・・・感じるのか?」
「も・・・・・おれ!!」

ついに涙がポロポロと零れ落ちていく。
もしかして?と思って短パンの上から触れると、そこはもう半分形を変えていた。

「す・・・・・・みませ・・・・・・・・・・・・・・・」
「松山・・・・・・・・・・・お前、おれのこと、好きか?」

目を見つめて聞いてみる。

「え?好き・・・・・・・・・・・・です」
「じゃあ、何しても怒んねえか?」
「・・・・・・・・・当たり・・・・・前じゃないですか。先輩に・・・怒るなんて・・・・・・んっ!!」

僅かばかり残った理性が・・・・・・全力でしようとしてることを止めるんだけど・・・・
良心が『お前は最低だ』って責め続けるんだけど・・・・・・・・・・・・

「じゃあ・・・・・・・・・していいか?」
「え?」
「1人で・・・・・・・・・・・・・・・シタことあるか?」
「え・・・・・・・・・・」

さすがにその意味は分かったらしい。
赤くなった顔が俯いて、目を泳がせている・・・・・この反応は多分、yesだ。

「おれが・・・・・・・・・シテやる」

そう言って、胸に口づけながらまた短パンの上から触れると、一際大きく震えて呼吸を荒くする。

「ん!ん!!だめ・・・・・です!!ひゅう・・・・が・・・・やあっ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・松山・・・・」

“松山・・・・・・・・・ホンっ気ですまねえ・・・・・・・”

頭の中で松山(大)に今度は土下座をしながら、ドンドン反応を激しくさせる体を見る。
変だけど・・・・少し感動しながら・・・・。
だって・・・・・・・・・おれはこんな年齢の時から松山とこうしたかったんだから・・・・・・・・。
この体の松山を抱きしめることなんて、叶わない夢だと思っていたんだから・・・・・・・・。






(続く)



鼻血でそうだよharuharuさん…
ついに松山(小)襲っちゃったよ日向さんっっ
松山(大)に心の中で土下座してるところがツボです☆



5   love-top  7