「・・・・・・・・・・や・・・・・あ!・・・・・・・・・あっ!!」

くすぐったさからビクビクと反応していた体は、何となく・・・感じているような動きになってきた。
願望が見せた錯覚かもしれないけど・・・・・

「ん・・・・・・!!」

でも、ギュッとおれのシャツを握りしめるこの反応は、感じ始めた時によく松山(大)がしていた行動で。

「気持ち・・・・・いいのか??」

そう問いかけると、もう涙で真っ赤な目で見つめ返して、恥ずかしそうに頷いた。
そんな姿を見て、かなり歯止めが利かなくなっていく。
その時ふと・・・・・・・・・・本当に無意識のうちに顕わになった左足を見た。

「・・・・・・・・・・・・・・日向・・・・・・・・・・・先輩?」

動きを止めたおれに、不思議そうに問いかける松山。

そう、当たり前だけど、その左足にはおれが付けた傷跡が無かったのだ。



『happy man?』7



********************************

「日向君、具合はどう?」
「きょきょきょきょ・・・・・・・・・・・京子・・・・・・・・・・・・さん!!」

まだ、独身の・・・誰のモノにもなっていない・・・・おれの好きな人。
モノ・・・なんて言ったら、怒られるだろうけど・・・・・・・・・・・・・・と、
目頭が熱くなりそうなのを必死で堪える。

「んん〜〜〜〜??まだ具合悪いのかしら?全く・・・・自己管理がなってないわよ!」

・・・・・・・・・・・・と、厳しい口調だけど、そう聞こえないのは愛情があるから・・・・・・・・・
そのことは、ずっと知っていた。
でもそれは・・・・・・『商品』として・・・・・・・・・・ということ。
そのことも、ずっと知っていた。でも・・・・・・・・・・・・・・・・

“・・・・・・・・・・・・好きだった”

肩肘を張って頑張っているこのヒトが・・・頼りなく見えてしまった時、おれは“支えたい”って思ったんだ。
もっと、大人になって、もっと、逞しくなって・・・・・・・貴女が、寄りかかりたいって思えるくらい・・・・・・・・。

「熱はないみたいだけどね?」

と、額に額を付けてくる。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

額に額を!!!!!

「だ・・・・・だい・・・・大丈夫っす!!!!失礼します!!」

―こ・・・・これくらいで動揺するようじゃ・・・・オトナはまだまだ遠いぜ・・・・・・・。
そんな動揺しまくりの姿を通りかかった松山(大)が見ていたと知ったのは、その日の夜のことだった。

「お前・・・・・・・・・・絶対変だ」
「えええええええ??なっ・・・・何がだ?」
「お前は・・・・・・・・・・・誰だ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・来たか!!!!!!
恋人になる位接していたというから、そうなることは何となく気が付いていた。
付き合いも長いっていうし・・・・・・・・・・・そりゃ、そうだよな。
おれは、腹をくくって全部を話したのだった。

「・・・・・・・・・・・・・・・・パラレル・・・・・・・・ワールド??」
「そう・・・らしい・・・・・・・・・・・」

松山は一生懸命頭を捻っていた。

「やっぱり、熱で頭が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「違えよ。おれはお前が小さい記憶が何年もあるんだよ。そこだけ・・・・・じゃねえけど、そっくり違うって、
それこそおかしいだろ?」
「・・・・・・・・・・・・・だよな・・・・・・・・・・・・・・・・・・
で・・・・・・そっちのおれは・・・・・その・・・・小さいおれは
・・・・・・・・・・・・・・・・お前のこと?」
「相当尊敬してる・・・・・・・・・・・・ケド、そういうカンケイじゃない」

そう言うと、真っ赤になって口を手で押さえてしまった。

「お・・・・れ・・・・・・・悪ぃ・・・・・・・・・・・キス・・・・・・・・した・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・い・・・・・いいよ・・・・・知らなかったんだし」

うわ・・・・・・・・なんか・・・・たまに可愛いんだよな・・・・・・
小さい方と違う意味で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何となく・・・・あくまでも何となくだけど・・・・・・・“こっちのおれ”の気持ちが分かるような・・・・・。
やっ!!ホントに何となく・・・・・だけどな!!!

「でも・・・・・・・・・誰に聞いたんだ?それは」
「若島津と反町には話してるから」
「えええええええ?!!!!!!!あっ・・・・・あいつら何で知ってんだよ?!」
「やー何となくって言ってたなあ・・・・・・・・・・“おれの方のあいつら”もおれの気持ちいつの間にか知ってたし」

そう言うと、気持ち首を傾げておれの顔をまじまじと見た。

「お前は・・・・・・・・・その・・・・・小さいおれを好きだったのか?」
「え?や・・・・・・・・・・・・その・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おれは・・・・・・・・・・・・」
「何だよ?」
「言わないとダメか?」
「おれじゃ・・・・・・・・・・・・・・ねえんだ・・・・・・・・・・・・・・」

そう言うと、少し悲しそうに俯いた。
何だよ・・・・・・・・・・・何でこんなに・・・・・・・・くるくる表情が変わるんだよ。
やっぱり、大きいとはいえ、こいつは松山なんだ。・・・・・・・・・でも、ふと、おれを見る目は・・・・・・・・・・・。

「日向??」
「え?やっ!!何でもねえ!!!!!!」

なんて言うか・・・・・・・・ドキッとするような瞳だから・・・・・・・・・・・・・・。
そのまま心臓までドキドキし始めてしまったのだった。
                               




(続く)



鼻血とりあえず引っ込んだよharuharuさん…
松山(大)め〜っ かわいいなっっ
「俺じゃねえんだ…」なんて言われたら、
「違うよ違うよっ まちゅやまでいいんだよっっ」って言っちゃうよ。(あたしが。)



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